からだを包むファシアと水のネットワーク
からだを包む「ファシア」と水の世界
私たちのからだには、筋肉や臓器、血管、神経をやわらかく包み込み、全身をひとつながりに支えている「ファシア(筋膜などの結合組織)」があります。
ファシアは、コラーゲンというたんぱく質の線維が網の目のように広がった組織です。
そのすき間には、ヒアルロン酸などを含む水分豊かな層(専門的には「基質」と呼ばれます)が満ちています。
この「水をたっぷり含んだコラーゲンのネットワーク」は、
- からだのすみずみまで力を伝える
- 組織どうしのすべりをよくする
- 細胞のまわりの環境を保つ
といった役割を担っていると考えられています。
からだの中に、こんな水のネットワークが広がっていると思うと、少しおもしろく感じませんか。
ファシアと導電性 ― からだの静かな電気
ファシアは水分とコラーゲンを多く含むため、完全な絶縁体ではありません。
部位や線維の向きによって電気の通りやすさが変わることも報告されています。
コラーゲンには、引っ張ったり圧をかけたりするとわずかな電荷が生じる性質があります。
これは「圧電性」と呼ばれています。また、水を含んだ組織の中では、イオンやプロトン(陽子)が移動しやすい環境が生まれます。
こうしたことから、ファシアは
力(テンション)・水・電気が静かに関わり合う場
である可能性が示されています。
日常の動きや心臓の拍動、神経の信号も、すべては微細な電気的変化としてあらわれます。
またまたからだの中に、こんな“静かな電気の世界”があると思うと、不思議で興味深いですね。
酵素と細胞のはたらき
私たちの細胞の中では、酵素と呼ばれるたんぱく質が、毎瞬たくさんの化学反応を支えています。
栄養をエネルギーに変えること。
コラーゲンをつくり替えること。
傷ついた組織を修復すること。
こうした営みは、安定した細胞環境の中でこそスムーズに進みます。
ファシアがしなやかで、水分が行き渡りやすい状態であることは、細胞が本来のはたらきを発揮しやすい「土台づくり」のひとつと考えることができます。
CS60という電磁機器について
当サロンでは、CS60とレイキの手技を併用しています。
CS60は、特殊な回路構造をもつ施術器具として知られ、生体電流や体内の電気的環境に着目した健康法の一つとして用いられています。
ファシアが水とコラーゲンに富む導電性のネットワークであることを踏まえ、当サロンでは強い刺激を与えるのではなく、からだの反応を尊重しながら、やさしく働きかけることを大切にしています。
からだという楽器には、それぞれ固有の音色があります。
無理に変えるのではなく、響きが自然に立ち上がるよう整えていく。
CS60や手によるケアを、私はその「調律」のための道具と捉えています。

