新年のご挨拶
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
能登半島の地震により、大勢の尊い命がなくなりました。
ご冥福をお祈りいたしますと共に、ご家族へ心よりお悔みを申し上げます。
また被災された方々にはお見舞いを申し上げます。
天災や事故がつづき、思いもよらない幕開けとなった2024年です。
被災地以外の私たちは日常へ戻っていくのですが、心に留めながら、過ごしてゆきます。
現実社会では、ひとりひとりが、なんらかの生産をしてゆくことが、復興支援につながります。
また目に見えない祈りの力もたしかにあります。
世界は抽象化されてゆき、あたらしいネットワークへと進んでいます。
失って取り戻せないことは嫌ですけれど、
悲しみの大きさはこれまでにその人が、その地が、与えてくれた愛の大きさです。
消えたその存在は記憶という別のかたちへ存在を変容させてゆき
残されたものは悲しみに暮れるだけでなく、
受け取ったそれだけの大きな愛を、周りへと還元する。
愛を循環することが、復興の道です。
困ったときの神頼みといいますが
祈りの共振共鳴こそが最大の救済で、まずは祈ることからはじめます。
散り果てし後を開かんまぼろしの花こそ花と名付け愛せよ
世阿弥に『秘すれば花』があり
亡き師は『雨ありて花』と詠みました。
さて、わたしの花は?と描いてみた作品です。
命令形は、人に言っているのか、自分へ向けられているのか、ご想像にお任せします。
高碕と桐生で体験会ひらきますね。長くお待たせいたしました。